当直表の作り方|手作業・Excel・アプリの比較と公平に組むコツ
当直表の作成は、多くの医局・病院で特定の誰かに集中しがちな「見えない業務」です。 全員の希望を集め、学会や外勤の予定を避け、回数や負担が偏らないように組み、 確定後の交代にも対応する——毎月これを手作業で回すのは簡単ではありません。 この記事では、当直表の作り方を手作業・Excel・アプリの3つに整理して比較し、 どの方法でも役立つ「公平に組むコツ」をまとめます。
当直表づくりの3つの方法を比較する
| 方法 | 向いているケース | 主な課題 |
|---|---|---|
| 手作業(紙・ホワイトボード) | 3〜4人程度で当直枠が少ない職場 | 希望の聞き漏らし、公平性の根拠が残らない、作り直しが大変 |
| Excel・スプレッドシート | 表の形式にこだわりたい、既存の運用資産がある | 希望収集は別手段(紙・LINE)が必要、割り当ては結局手作業、数式やマクロの属人化 |
| 当直表アプリ | 希望収集から公平な割り当てまで自動化したい | メンバーへの導入案内が必要(代理入力機能があれば全員導入は不要) |
Excelのテンプレートは「表を清書する」工程は楽にしてくれますが、希望を集める・公平に割り当てるという、当直表づくりで最も時間のかかる工程は解決しません。 この2つを自動化できるのがアプリ方式の利点です。
手作業・Excelで起きがちな3つの問題
- 希望があちこちに散らばる — 紙・口頭・LINE・メールで届いた希望を1つの表に転記する際に、 見落としや転記ミスが起きます。
- 「なんで自分ばかり」が説明できない — 回数は同じでも、金曜や祝前日など負担・単価の大きい枠が 特定の人に偏ると不満が残ります。手作業では給料換算までは追い切れません。
- 確定後の交代が反映されない — 口約束の交代が表に反映されず、当日に混乱が起きます。
どの方法でも役立つ「公平に組むコツ」5つ
- 希望の締切を固定する — 毎月「前月の◯日まで」と決め、締切後の変更は交代で対応する。
- ルールを明文化する — 週の上限回数、当直と日直の月上限、連続当直を避ける間隔(例: 中2日)を先に決める。
- 回数だけでなく単価差も見る — 金曜・土日・祝前日の単価が高い職場では、給料の最大−最小の差も揃える。
- 同じ枠に入れない組み合わせを決めておく — 指導医と研修医のバランスなど、同枠NGペアを事前に定義する。
- 交代の手順を決める — 交代案を作ってから相手に打診し、合意後に表を更新して全員に再共有する。
アプリで自動化する場合の流れ(みんなの当直表の例)
無料アプリ「みんなの当直表」では、上のコツをそのまま仕組みにしています。流れは3ステップです。
- ルームを作る — 対象月と、週上限・月上限・間隔・同枠NG・給料単価などのルールを設定。
- PINで希望を集める — 参加者はスマホやブラウザから「可・希望・厳しい・別業務」を選ぶだけ。アプリを使わない先生の分は代理入力で。
- ワンタップで確定 — ルールを守りながら、希望の実現を最大化しつつ回数差・給料差まで揃えた当直表を自動作成。PDFで配布できます。
公平性の考え方は「当直の割り振りを公平にする方法」で、希望収集の移行手順は「当直の希望収集をアプリに変える方法」で詳しく解説しています。
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